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■鉄道郵便日付印いろいろ
動く郵便局と呼ばれた「鉄道郵便」は、実際に車内で郵便物の区分を行う「取扱便」が昭和59年1月末で廃止され、郵便物に鉄道郵便の消印が押印
されることが無くなった。封印された郵袋を運ぶ「護送便」も昭和61年2月無末で廃止。本来郵便物に押印されることのない日付印「護送印」も消えた。
郵袋のみを運ぶ「締切便」は残ったが、昭和61年9月30日限りで鉄道郵便局が全廃され、鉄道郵便の歴史を閉じることとなった。
一部の鉄道郵便局は、「輸送郵便局」として引き継がれた。
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鉄 道 郵 便 局 |
実際に郵便物に押印される「取扱印」は、駅前やホームのポストに投函された郵便物を車内で押印区分したもの。
宛先の方向によっては、集配局に持ち帰る場合もあるので、すべてが鉄道郵便印で押印されることはない。
「護送印」や「駐在印」と言われる鉄道郵便局内の事務用に使用されている日付印は、本来郵便物に押印されることは無いが、
末期の頃は要望が多く記念押印に応じた。
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取扱印 |
取扱印(臨時) |
護送印 |
護送印(臨時) |
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便名のみ |
区間表示 |
臨時表示(C欄) |
臨時表示(E欄) |
便名のみ |
区間表示 |
臨時表示(E欄) |
駐在印 |
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鉄道郵便局 |
分局 |
輸送センター |
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輸 送 郵 便 局 |
昭和61年10月1日、鉄道郵便局の廃止に伴い、業務引継ぎ局として設置。
長野・東小倉・久留米の3局では、窓口を設置。郵便物への消印も行われた。東京輸送局東京空港センターでは、当初消印作業は
行わなかったが、局前と空港内のポストに投函された郵便物のみ消印作業を行った。
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郵便物の押印に使用 |
郵便物には押印しない |
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輸送郵便局 (本局) |
輸送センター (分局) |
輸送郵便局 (本局) |
輸送センター (分局) |
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