ナ シ ョ ナ ル 計 器 |
ナショナル計器は、アメリカNCR社製で1950年11月に外国郵便専用として日本で初めて設置された。
レジスターの領収書のような証紙を発行し、切手に貼付して使用する。
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N1900型 |
N21型 |
P1925型(民間用) |
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昭和25年(1950)から東京中央局他で 39台が使用された。 |
昭和40年(1975)から東京中央局他で 25台が使用された。 |
昭和27年(1952)認可。 N1からN12の12台が使用された。 |
ピ ツ ニ | ボ ウ ズ 計 器 |
昭和27年8月から使用。局用郵便料金計器の大半を占めていたが、平成元年(1989)には姿を消した。
その後も民間では多く使われるようになったが、収拾(収集?)がつかないのでここまでとします。
◆局用と民間用途の見分け方。※例外多数あり※
局用は基本的に郵便物への直接印字は無く(できないことは無い)、白地の糊付ラベルに印字したものを貼付する。(両端ギザギザ)
民間用では直接郵便物に印字する場合が主であるが、地紋入りの糊付ラベルを使用することもある。(四隅ギザギザ)
局用の場合でも配備直後においては、民間同様業者が用意した地紋入りの用紙を使用する場合もある。
昭和44年以降表示することとなった色検知用の3本線は郵便局用には無い。
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US4000型 |
US5000型 |
郵便局用 |
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[JAPAN]表示 |
昭和40年(1965)以降に配備・局名 改称等のものは、原則[NIPPON]表示 |
民間用 |
上の局用と同じ印影のため、 計器番号からでないと判別できない。 |
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※一部エラーで[NIPPON]表示 のものもある。 |
民間用は原則[JAPAN]表示。 |
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GB5000型 |
印面が大きくなり料金額表示の先頭が「ミ」。
郵便局用(国内用)は昭和40年(1965)11月15日以降国名表示か[JAPAN]から[NOPPON]に変更された。
民間用は原則[JAPAN]表示だが昭和52年(1977)3月23日以降[NIPPON]表示に変更された。 |
郵便局用 |
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昭和42年(1967)から使用、 印影サイズは一回り大きくなった。 |
昭和43年(1978)からは計器番号の 末尾に[A]が入るものが使用される。 |
昭和50年(1975)以降の配備・局名 改称等したものは計器番号の部分が 「通用当日限り」の表示となる。 |
民間用 |
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上と同じ印影だが、 国名が[JAPAN]表示。 |
上と同様Aが入るタイプ、 国名は[JAPAN]。 |
昭和44年(1969)4月1日から 色検知表示の3本線を導入。 |
ハ ス ラ | 計 器 |
ハスラー社(スイス)製の料金計器。郵便局用としては昭和31年(1956)から導入されたが、3局で使用したのみで終了した。
民間用としては昭和27年(1952)に認可され多くの機種が使用されている。
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F88ハト型 |
F88・F66型 |
HM型他(民間用) |
郵便局用
[F88太平富士型] H02東京中央 [F88型ハト型] H29新宿 H41船場 |
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新宿郵便局、船場郵便局で使用。 初期の民間用も同様の印影を使用。 |
太平富士型・三波富士型の2種を 基本に数タイプの印影がある。 |
昭和54年(1979)認可された機種から この印影が使用された。 |
サ タ ス 計 器 |
フランス製の料金計器。民間用としては昭和35年(1960)から使用されているが、郵便局用としては昭和37年(1962)からとなる。
民間用には「SATAS」の文字が入る。昭和45年(1970)には日本国内での販売が終了する。
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S・G型 |
SV型 |
SF・SR・SRT型(民間用) |
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原則[JAPAN]表示だが昭和44年(1969) 以降局名改称等した場合は [NIPPON]表示となる。 |
SV24以前は[JAPAN]表示。 SV25以降は[NIPPON]表示だが、 SV24以前でも局名改称等の際に [NIPPON]に変更されたものもある。 |
昭和44年(1969)以降は、上の図案から色検知表示が入った新図案に変更された。 |
ポ ス タ リ ア 計 器 |
ポスタリア社(ドイツ)の料金計器。特定郵便局専用として昭和40年(1965)から配備。
民間用としては現在まで多くの機種が使用されてきた。
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U444-2型 |
民間用 |
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最初に配備されたPF-1~10は[JAPAN] 表示だが昭和44年(1969)以降局名改称等した場合は[NIPPON]表示となる。 |
PF-11以降は[NIPPON]表示となる。 |
上の画像以外にも 数種類の印影が存在する |
ア ン カ | 計 器 |
アンケルヴェル社(ドイツ)の料金計器。ナショナル計器の代わりとしとして昭和42年(1967)から配備。
主に郵便窓口において外国郵便に使用され、民間使用は無い。
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A型 |
AJ型 |
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昭和50年配備のものから 「通用当日限り」の表示が加わる。 昭和52年(1977)3月2日からは、 国名表示を「NIPPON」にすることが 義務付けられた。 |
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ナショナル型に似た印影。 国名表示は「JAPAN」。 |
桜と富士をデザインした印影。 国名表示は「JAPAN」。 |
国 産 計 器 |
昭和40年代から国産計器の開発が進められ、試用を含め多くの印影が使用された。ここでは主な証紙について表示します。
詳細については、今後の課題とします。
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